単身女性、新婚夫婦向けの集合住宅の計画です。
共用部を閉じすぎない、見える防犯。近隣が密集した路地は、少し騒げば誰かに気づいてもらいやすい。むしろ小規模集合住宅において壁で囲い過ぎるとかえって孤立してしまう。
木造。規模的費用効率もありますが、外部も含め木造はノベーションしやすいため、不動産価値よりも、入居率・初期工事費重視。
メゾネットとすることで、上階の床の音を気にする必要がなくなり、シンプルな床でコストダウン。その分、隣戸界壁防音は注意深くし、木造で遮音等級50以上を目指す。また、1階テラスが全戸あるため2階バルコニーが要らず、漏水のリスクを回避。
外観ですが、狭い路地環境にあって、上部は白い外壁で明るく。下部は排ガスや手垢などで目立ちにくいよう、色モノで考えました。
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